5tq形式のメモ

90年代流行したクイズのフォーマット、5tqについて現在すぐに読める情報(注1)が乏しいので、分かった範囲についてメモ書き。これは、昔のごたくデータファイルを作成するソフトについてたヘルプの内容をメモったもので、ごたくとしての決まりごとなのか、変換ツールの都合なのか、判断つかないものもあります。

注1:ヘルプが現行OSで開けなくなってたり、変換しても文字化けしてすぐ読めなかったり

以下メモ。

問題文は、全角換算で58文字以内。(56の記載もあり、14*4で56が正しいか?)
各選択肢文は、全角換算で14文字以内。
1つ目の選択肢文を正解にする。
各ジャンル名は、全角換算で8文字以内。必ず8つのジャンル名を指定する
(「解説データ」を表示するかどうかのオプションについての記載があるが、多分解説データ については未策定となっており、おそらく解説データをもつ5tqデータもないと思われる。)

5tqデータには2種類ある。

「標準データ」は、全てのごたくシリーズで使用できる。文中に半角を使用できない。
「拡張データ」は、文中に自由に半角を使用できる。PC-98シリーズ専用「ごたく」では使用できない。
 またいずれも拡張子は「.5TQ」でなければならない。

「プレーヤーデータファイル名」は、各ごたくデータに対するプレーヤーの成績を記録するファイルの名前。最初にごたくデータを使用する際、ごたくデータファイルのあるディレクトリに作成される。
通常、ごたくデータファイル名と同じファイル名で、拡張子を「.5TD」にしたもの。指定しなければならない。(とはいうものの、必須なんだろうか。)
「プレーヤーデータファイル名」には、ドライブ、ディレクトリを含めてはいけない。
各ごたくデータでのジャンル構成が同一ではないため、それぞれのデータごとに必要になる。
但し、ジャンル構成が全く同一のごたくデータでは、プレーヤーデータが共有できる。

(以下、ごたくclassicなど本家で遊ぶ場合のきまりごと)

1回のゲームで最大128問の問題を消費(8問×16ステージ)する。(ごたくclassicなどで遊ぶ場合)
従って、全ジャンル合わせて128問以上の問題がないと、1回のゲーム中に同じ問題が何度も出てくる可能性があり、98用のごたくでは、プログラムが停止する。
プレーヤーのジャンル選択のしかたに関わらず、絶対に1ゲーム中に同じ問題が出ないようにするなら、1ジャンルにつき128問必要。実際には1ジャンル40問程度でも、充分楽しめるデータになるはず。

「問題ソースファイル」とは、ごたくデータファイル(5tq)を作成する元になるファイルで、ファイル拡張子は「.5TX」。
問題ソースファイルはテキスト形式のファイル。MS-DOS版の問題作成ツールで使用する、拡張子が「.QT?」のファイル(以下QTファイル)とは互換性がない。

・QTファイルは1ファイルにつき1ジャンルという構成

・問題ソースファイルは1ファイルに全てのジャンル含む構成。

問題ソースファイルをエディタなどで直接書き換えると、正常に読み込めなくなる可能性がある。